1,296円(税込)
こやぎのハイジとペーターは、行く先々でいたずらばかりして、トラブルを巻き起こします。それでも二匹がかわいいと思う、優しいおばあさんがいました。
おばあさんから逃げ出し、さんざん大騒ぎをしたあげく、道に迷った二匹は、ある家に入り込み、またまたいたずらのし放題。でも、なんとその家は……。
おとぎ話のような美しい街と山を舞台に、やんちゃで愛らしいこやぎたちが活躍します。その憎めない愛らしさは、読者のみなさんをも魅了することでしょう。
【ここがポイント】
・かわいらしいこやぎが登場します
・愛し、許し、受け入れる、広い心を描きます
・外国のおとぎ話のような、美しい絵です
【編集者コメント】
松居スーザンさんから初めてこのお話をいただいたとき、「すてき!」と胸がときめいてしまいました。それほどに、こやぎのハイジとペーターは魅力的なんです。
ハイジとペーターは、松居さんの飼っていたヤギたちがモデルになっています。
マサチューセッツの原っぱを走り回って、やっぱりいたずらばかりしているのかな。こんなこやぎと暮らしたいなあ。一緒に遊びたいなあ。でもいたずらで悩まされそうだなあと、想像をたくましくしていました。
同じことを思っていたのが、絵を担当した出久根育さん。絵を描き終わっての一言。「このこやぎたち、まだまだ何かしてくれそうです」。
きっと出久根さんの頭の中でも、ハイジとペーターは今日もとんだりはねたり、楽しく遊んでいるのでしょう。
【関連商品】
『いたずらこやぎと春まつり』
『トロルとにひきのいたずらこやぎ』
1,188円(税込)
子ブタの兄妹、“ぷち”と“ちびこ”が始めた食堂は、毎日大繁盛です。
でもキツネおばさんだけは、「ブタの作る料理なんて!」と、絶対に認めません。
ちびこは「キツネおばさんにもぜひ来てほしい」と、手紙を書きます。
こぶた食堂は、味の良さだけで繁盛しているのではありません。
ちびこは、キツネおばさんの冷えた心もとろかす、温かい料理とおもてなしで、お迎えするのですが……。
【ここがポイント】
・おいしそうな料理が次々登場します
・かわいい動物たちの、心あたたまるお話です
・真心は、いつか相手に通じると伝えます
【ここがポイント】
かわいらしい子ブタ兄妹が経営する、和洋中華なんでもありの小さな食堂。
ぷちにいちゃんの作る料理はおいしくて、看板娘のちびこの笑顔に癒される。こんな食堂がわが町にあったら、ぜひ行ってみたい! と、読んでいて私も思いました。
作者のもとしたいづみさんのお祖父様とお祖母様は、食堂を経営していたとか。
「こぶた食堂」のように、町の人に愛された食堂だったのでしょう。
画家のさいとうしのぶさんが描く食べ物は、本当においしそう! 次々出てくる料理を見ていると、お腹が空いてきてしまいますよ!
1,296円(税込)
ヤマモトさんと奥さんが、畑でおいもを掘っていると、おいもが一つ、二つ、三つ、四つ……そしてもうひとつ、とても大きなおいもが出てきました。でも、この大きなおいも、プライドが高くて、ただのやきいもにして食べられるのなんか許せません。「そうだ。おれさまは、せかいでいちばん大きなおいもなんだ。だから、せかいでいちばん大きな人に食べてもらおう」。はたして、「せかいでいちばん大きな人」を探す旅に出たおいもくんの運命やいかに!
【ここがポイント】
・エラそうだけど、実は小心者。おいもくんのキャラクターが魅力です
・ユーモラスで、味わい深い版画の挿絵
・意外なラストに、思わずニヤリとします
【編集者コメント】
もし「せかいでいちばん大きなおいも」が手に入ったなら、みなさんはどうやって食べたいですか? やきいも、大学いも、スイートポテト、あ、お味噌汁の具にするっていうのもおいしいですよね。では、もしそのおいもがしゃべりはじめたら……?
ありえない世界を、淡々と、チャーミングに描く、二宮さんのナンセンスワールド全開の物語。今度おいもを見つけたら、ぜひ話しかけてみてください。ナマイキなおいもくんが、エラそうに、でもかわいらしくお返事してくれるかもしれませんよ。
1,188円(税込)
どろどろどろ~ うらやましや~」。
ある日、野菜売りのはっつぁんの家に幽霊があらわれた。
「うらめしや~」ではなく、「うらやましや~」とあらわれた幽霊は、「あたいは、ただの幽霊ではござんせん。『うらやましやゆうれい』でござんすよ」と名乗り、とにかく、何でもうらやましがる。
最初は気分がいいのだが、気づけば、何から何まで持っていってしまう始末。
目をつけられた、はっつぁん親子の家はすっからかん。何か手立てはないかと考えた末……。
【ここがポイント】
・キャラクター設定が魅力的
・リズムよい文体に引き込まれます
・ユニークなイラストが楽しい!
【編集者コメント】
佼成出版社から発刊されている絵本『いかりのギョーザ』の作者でもある、苅田澄子さん。
その発想はユーモアにあふれ、毎回、魅力的な作品を執筆されています。
今回も、「うらやましやゆうれい」なる、とてもキュートなキャラクターを生み出してくださいました。
江戸が舞台のお話ですが、言葉づかいも含め、非常にリズムよい文章で、読者を心地よくその世界に誘ってくれます。
なんとも憎めない、かわいらしい「うらやましやゆうれい」を、画家のたごもりさんが、のびのびと、キャラクターのイメージぴったりに描いてくださいました。
その楽しさ、ぜひ体感してみてくださいね!
1,296円(税込)
ここはお城の天守閣。空を見上げていたお殿さまが、ある日、不思議な乗り物を発見しました。「わしは、あれにのりたい」。初めて見る飛行機に、お殿さまは興味津々。さっそくさんだゆうをお供に、飛行場へ向かいます。初めて乗る飛行機に大興奮のお殿さま。でも、飛行機が怖いさんだゆうは乗り気ではないようです……。
【ここがポイント】
・お殿さまと家来の掛け合いが、ほのぼのと笑えます
・飛行機の中でも自由すぎる、おとのさまの行動に注目です
・初めて飛行機に乗ったときのドキドキを味わえます
【編集者コメント】
好評「おとのさま」シリーズの第3弾。1作目では「自転車」、2作目では「電車」に挑戦したおとのさまが、今回初めて乗るのは「飛行機」です。
子どものようなお殿さまは、いつものように楽しく初めての飛行機を満喫するのですが、おや……今回はさんだゆうの様子がどうも変。それもそのはず、さんだゆうも飛行機が初めてで、怖くてしかたないのです。ただ、怖い怖いと言うわりには……? さんだゆうの意外とお茶目な一面にもご注目ください。
実は今回、乗客に紛れて作者の中川ひろたかさんと挿絵の田中六大さんが登場します。ヒントは「カメラ目線」。ぜひ探してみてくださいね。
>>>『おとのさま』シリーズ
1,296円(税込)
アローは、恐竜アロサウルス。ユウくんが誕生日プレゼントにもらった、小さなおもちゃの恐竜なのです。
ある日、ユウくんと遊びに来た公園で、砂場にもぐって昼寝をしているうちに、辺りは暗くなり、アローはひとりぼっちに。
ユウくんが待つ家に帰るため、アローは勇気を出して、夜の町を歩き出します。危なっかしいアローを見た町のネコたちが、家さがしに協力してくれて……。
【編集者コメント】
子どもにとって、大切なおもちゃは、物ではなく心の通い合った「友だち」です。
ユウくんの家に帰りたくて歩き出すアローと、心配しながら待っているユウくん。思い合う二人のきずなに、心があたたまる物語です。
アローを助けてくれる、魚屋のネコ・ウオマサをはじめとする人情味あふれるネコたちも必見です。
2018/12/11
2018/11/15
★2018/11/15 2019年版 佼成手帳一部売り切れのお知らせ★
2018/08/31
★2018/8/31 2019年版 九星365日発刊見合わせのお知らせ★
2018/07/09