商品説明
内容
ねこのつっきーとからすのカーコはおさななじみ。けんかしたことも、仲直りしたことも、数え切れないほど。
ある日、カーコが家出をした。
お父さんもお母さんも、双子のたまごに夢中で、自分をかまってくれないという。
カーコがつっきーの家の子になると宣言した矢先、「たまごにひびが入ったから帰っておいで」と電話があり、
大慌てで家路についたカーコ。
「カーコちゃん、つっきーちゃん、こっちに来ていっしょにあたためてくれる?」
お母さんにたのまれて、ふたりで一生懸命たまごをあたためていると、ついにたまごが割れて……。
心の機微を読み取るふたりの絶妙なやりとりがやさしく心に響きます。家族のあたたかさ、大切さがしみじみと伝わってくる作品です。
シリーズ第3弾の今作では、カーコの家にふたごの赤ちゃんが誕生するまでを、ユーモアあふれるあたたかい視点で描きます。
みんなそれぞれ、大きなかぞく。みんなが笑顔で新しく誕生したいのちを囲みます。
そして、ねこのつっきーのお父さんも初登場!
全4話収録。漢字すべてにふりがなつきの低学年向け童話です。
著者紹介
おくはらゆめ
1977年、兵庫県生まれ。辻学園日本調理師専門学校卒業。絵本や童話の挿絵の他、さまざまなジャンルで活躍中。
『ワニばあちゃん』(理論社)でMOE絵本屋さん大賞新人賞、『くさをはむ』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、
『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』(童心社)で日本絵本賞を受賞。主な絵本に『しっぽがぴん』(風濤社)、
『うんめぇ めぇし(1)のはらのごはん』(ほるぷ出版)、『おしょうがつのかみさま』(大日本図書)、『ようかいしりとり』(こぐま社)他多数。
童話に『わたしといろんなねこ』(あかね書房)、『うさぎになったゆめがみたいの』(BL出版)、『きつねのしっぽ』(小峰書店)、
『つっきーとカーコのけんか』『つっきーとカーコのたからもの』(佼成出版社)などがある。
備考
備考