商品説明
内容
新宿歌舞伎町で拠点を構え、5万人以上の社会弱者を救済してきた「日本駆け込み寺」代表の玄秀盛氏が、千日回峰行を二度満行した大阿闍梨・酒井雄哉師(2013年9月23日に遷化)と交わした師弟問答を振り返る。
師と交わした会話や問答について多くを語ってこなかった著者が、悩み苦しみ、自他の命を軽んじる事件の絶えない現代社会の実情を受け、「今こそ、オレに遺してくれた阿闍梨サンの言葉を伝えたい」と師匠との逸話を紹介する。
目次
・この珍問答にあたって
・「お経で人が救えますか」
・「悪人を救う意味があるんですか」
・「命って何ですか」
・「『生き仏』ってなんですか」
・「欲って、持ったらあかんのですか」
・「千日回峰行をやったら何が分かりますか」
・「得度して何か変わりますか」
・「なんでオレを先達にしたんですか」
・「信仰心ってなんですか」
・「その話を他人に言うてもええですか」
・「なんで仏像に手を合わせるんですか」
・「金儲けは悪いことですか」
・「『一日一生』ってどういうことですか」
・「有名人を惹きつけるコツはなんですか」
・「生きる意味ってなんですの」
・「『空』ってなんですか」
・「『時間』がいちばん大事なものじゃないですか」
・「右手と左手はどう違うんですか」
・「なぜ答えを教えないんですか」
・「なんで勉強せんとあかんのですか」
・「『観』と『見』はどう違うんですか」
・「生まれてきてよかったんかなあ」
・なんで冒険なんかするんやろ?
・人が信じ合うって、ほんまかなあ?
・なんで、きついのに歩くんですか?
・家におられへん。おかしいやろか?
著者紹介
玄 秀盛(げん ひでもり)
公益社団法人「日本駆け込み寺」代表。
一般社団法人「再チャレンジ支援機構」事務局長。
「よろず相談研究所」所長。1956年、大阪市西成区で在日韓国人として生まれ、四人の父と四人の母のもとを転々として育つ。
建設業、不動産業、貸金業などを起業して金に執着して生きてきたが、1990年に天台宗の大阿闍梨酒井雄哉師と出会い得度。
2000年、白血病ウイルス保菌者と判明。
人生を一八〇度転換し、世のため人のために生きることを決意。
2002年、「日本駆け込み寺」の前身であるNPO法人「日本ソーシャル・マイノリティ協会」を設立。
以来、数万人の人々の悩みの救済を行ってきた。
備考
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